報知杯争奪第41回全国地区選抜戦
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実績では関東と九州がリードも、
勢いは東海!
 5月最後のシリーズはタイトル通りに全国6地区から主力が参戦する。注目地区は、近況絶好調の桐本康臣(三重)を擁する東海地区だ。1月戸田を2コースまくりで制して今年初Vを決めると、続く津と多摩川でも王道を歩んで3場所連続Vを達成。さらに勝率もキャリアハイのペースで伸ばすなど、近況の充実度は全国トップクラスだ。同じ東海勢では、A1級復帰へ視界良好な大瀧明日香(愛知)、旋回勝負で上位に食い込む岡祐臣(三重)も楽しみだ。
 関東地区の江口晃生(群馬)と九州地区の渡辺浩司(福岡)も優勝候補に名前が挙がる。ともに近況も勝率7点をマークし力強い走りを見せている。特に江口は当地通算4Vと水面相性も上々だ。一方の渡辺が率いる九州勢は、今年2Vと各地で決定的な仕事をしている白水勝也(福岡)と復調ムードが漂う古賀繁輝(佐賀)に、実力確かな出畑孝典(福岡)もいるなど、層の厚さでは一枚上だろう。対照的に、関東地区の山田亮太(東京)は奮起が必要な状況だ。
 中国地区からはスピード派の麻生慎介(広島)と白神優(岡山)に注目が集まる。調子を上げてきている興津藍(徳島)と竹田和哉(香川)の四国コンビも上位を外さない。
 近畿地区は純地元の上條暢嵩(大阪)に大きな期待が懸かる。今年はまだ優勝できていないが、いつも春先からリズムを上げてくるタイプ。特にここ2年は地元水面でその年の初Vを挙げており、今年も地元でギアを上げる。香川素子(滋賀)と木村仁紀(滋賀)の滋賀コンビも、中堅以上のモーターゲットなら優勝争いに加わる。
5月28日(日)・第12レース ドリーム戦「報知ドリーム」出場予定選手
  • 3159
    江口晃生
    (A1/群馬)
  • 4256
    渡辺浩司
    (A1/福岡)
  • 4719
    上條暢嵩
    (A1/大阪)
  • 4292
    麻生慎介
    (A1/広島)
  • 4043
    桐本康臣
    (A1/三重)
  • 4776
    竹田和哉
    (A1/香川)
4052
興津藍
(A2/徳島)
V字回復の勢いを見せつける!

 再び四国地区を代表するレーサーになる。一昨年には丸亀地区選で3度目のG1制覇を果たし、A1級の常連として活躍してきたが、2022年後期は勝率6.13で14期連続でキープしていたA1級の座から陥落。2023年前期はさらに調子を崩して勝率も5.69まで下降するなど不振を極めた。このままでは終われないと奮起した2023年後期は期始めこそ大味な成績が目立ったが、昨年12月芦屋での準優勝からリズムが一変。続く丸亀で2場所連続優出を果たすと、2月鳴門地区選でまくりで2勝マークの活躍。さらに3月には地元の鳴門で自身2年ぶりの優勝を決めて完全復調を示した。また、勝率も6.53まで回復させるなど3期ぶりのA1級復帰は決定的だ。
 今シリーズはいつもの一般戦とは違って四国地区代表としての期待を背負うシリーズになるが、その「資格」が一番あるのが歴代2位タイの四国地区選3Vを誇る興津だろう。トップ戦線への復帰を前に、まずは今シリーズを制して「四国地区に興津藍あり」を猛アピールする!

  • 2023.4.23児島一般
    416653613
  • 2023.4.12大村G2
    36426
  • 2023.4.1芦屋一般
    21234421
  • :準優勝戦 :優勝戦