SG第40回グランプリ
12/161718192021
ベスト18による最高峰の戦いを
見逃すな!
 福岡SGチャレンジカップが終了し、グランプリに出場する18名が出そろった。そのチャレンジカップで今年3度目のSG優出を果たした茅原悠紀(岡山)が、初めて賞金ランクトップでグランプリに乗り込んでくる。今年ここまでの活躍は今さら説明の必要はないだろう。11年ぶり2度目の黄金のヘルメット戴冠に一番近い存在だ。
 池田浩二(愛知)はチャレンジカップで優勝戦1枠を射止めながら2着に敗れ、惜しくも賞金ランク2位での出場に。しかし、トライアル2ndの1号艇をつかみ取った意味は大きい。ほかでは、今年のSG戦線を大いに沸かせた佐藤隆太郎(東京)に、5年連続グランプリ出場を決めた桐生順平(埼玉)、若きダービー王・末永和也(佐賀)、下半期に完全復調を示した馬場貴也(滋賀)が2nd発進という大きなアドバンテージを得た。
 1stからの出場となるのは、賞金ランク順に山口剛(広島)、峰竜太(佐賀)、西山貴浩(福岡)、上條暢嵩(大阪)、新田雄史(三重)、白井英治(山口)、佐藤翼(埼玉)、宮地元輝(佐賀)、関浩哉(群馬)、中島孝平(福井)、原田幸哉(愛知)、磯部誠(愛知)の12名。直近10大会で1st発進から優勝者が出たのは2大会のみ。それだけ狭き門となっているが、いずれも難関を突破できるだけの実力があるだけに、下剋上は十分にあり得る。
 シリーズ戦の注目は丸野一樹(滋賀)。賞金ランク19位でグランプリ出場を逃した悔しさをぶつけてSG初制覇へ。
  • 4418
    茅原悠紀
    (A1/岡山)
  • 3941
    池田浩二
    (A1/愛知)
  • 4847
    佐藤隆太郎
    (A1/東京)
  • 4444
    桐生順平
    (A1/埼玉)
  • 5084
    末永和也
    (A1/佐賀)
  • 4262
    馬場貴也
    (A1/滋賀)
4205
山口剛
(A1/広島)
グランプリ初戴冠へ機は熟した!

 昨年の悔しさを晴らしてモチベーションは最高潮だ。福岡チャレンジカップで15年8カ月ぶり2度目のSG制覇を果たし、出場メンバーが決まった時点での賞金ランク31位から7位まで浮上。2年ぶり4回目のグランプリ切符をつかみ取った。昨年はチャレンジカップの出場メンバーが決定した時点で勝率ランク16位でグランプリ出場圏内だったが、F休みと重なって出場できず。何もできない状況で吉報を待つしかなかったが、結果は河合佑樹の下剋上で19位に転落。シリーズ戦に回る結果となった。しかし、今年は自身が逆転する立場となり、チャレンジカップの優勝セレモニーでは感情を爆発させていた。
 優勝会見では「まだ実感がない」と話しながらも、「本当に喜べるのはグランプリを獲ったときだと思う」と、すぐさま次の戦いに目を向けていた姿が印象的だった。また、「自分を含めて広島支部からグランプリに誰かを送ろうという使命感があった」と支部への熱い思いも告白。今大会は山口1人だが、さらに良い吉報を届けるためにも、2005年の辻栄蔵以来、20年ぶりとなる黄金のヘルメットを広島支部に持ち帰る!

  • 2025.11.25福岡SG
    22415
  • 2025.11.12戸田G1
    132233
  • 2025.11.3浜名湖G1
    11344616
  • :準優勝戦 :優勝戦