GⅠ第53回高松宮記念特別競走
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4月の当地周年を制した上條が
地元GⅠ2連続Vへ!
 大阪支部から出場する総勢13名が地元GⅠタイトル確保へ全力を尽くす。これまで大阪支部を引っ張ってきた松井繁(大阪)、田中信一郎(大阪)、太田和美(大阪)、石野貴之(大阪)、丸岡正典(大阪)、湯川浩司(大阪)ら銘柄級の選手に懸かる期待が大きいのは当然だが、新世代の台頭も著しく、その旗手となっているのが上條暢嵩(大阪)だ。4月開催の当地69周年で地元GⅠ初制覇を飾り、近況も7月三国GⅠ周年で優出するなど快調。今度は地元GⅠ連続Vを目指す。
 上條に負けず劣らずのポテンシャルを秘めているのが山崎郡(大阪)で、GⅠ制覇は昨年の尼崎近畿地区選手権で達成済み。今年4月の当地周年ではベスト6入りを果たしている。小池修平(大阪)や井上忠政(大阪)、石本裕武(大阪)も潜在能力が高いのは周知の通り。秦英悟(大阪)と藤山翔大(大阪)もチャンスをモノにするだけの実力は備わっている。
 遠征勢で注目すべきは馬場貴也(滋賀)。今年上半期は例年にない不振に陥ったが、7月びわこのGⅡボートレース甲子園で今年初Vを飾って反撃ののろしを上げた。峰竜太(佐賀)も今年はまだSG、GⅠで優勝できておらず、優勝が2回ある相性の良い大会でペースアップを図る。
 ほかでは、今年のGⅠを優勝した稲田浩二(兵庫)、新田雄史(三重)、山田康二(佐賀)、丸野一樹(滋賀)、仲谷颯仁(福岡)、7月三国周年でGⅠ初Vを飾った大上卓人(広島)、変わらず安定感がある白井英治(山口)、平本真之(愛知)、関浩哉(群馬)が上位へ。
初日9月8日第12レース「高松宮特選」出場予定選手
  • 3415
    松井繁
    (A1/大阪)
  • 4262
    馬場貴也
    (A1/滋賀)
  • 4337
    平本真之
    (A1/愛知)
  • 4320
    峰竜太
    (A1/佐賀)
  • 4573
    佐藤翼
    (A1/埼玉)
  • 4168
    石野貴之
    (A1/大阪)
2日目9月9日第12レース「ジャンピー特選」出場予定選手
  • 4719
    上條暢嵩
    (A1/大阪)
  • 3897
    白井英治
    (A1/山口)
  • 3783
    瓜生正義
    (A1/福岡)
  • 4686
    丸野一樹
    (A1/滋賀)
  • 4350
    篠崎元志
    (A1/福岡)
  • 4851
    関浩哉
    (A1/群馬)
4682
大上卓人
(A1/広島)
109期の勝率トップが覚醒中!

 109期生としてデビューし、同期にはGⅠ9勝の丸野一樹をはじめ、同4勝の島村隆幸、同2勝の永井彪也がおり、いずれもSGでの優出実績もある109期の出世頭だが、彼らよりもボートレーサー養成所で評価が高かったのが勝率トップの大上だ。デビュー以降は初勝利が同期で4番目、初優出は6番目、そして初優勝が4番目と早く、同期を引っ張る存在に。その後は2017年2月の徳山中国地区選手権でGⅠデビューを果たすと、同年9月の蒲郡PGⅠヤングダービーでGⅠ初優出を達成。さらに2019年3月の戸田ボートレースクラシックでSGデビュー、2020年10月びわこでGⅡ初Vを飾るなど順調にキャリアを積んできた。昨年はGⅠで2回、GⅡでも優出を果たし、さらに一般戦では8回の優出と、格の違いを見せつけた。選手として充実期を迎えた今年も上半期だけで9優出3Vと快調な走りを見せると、勢いのまま参戦した7月三国周年でGⅠ10回目の優出で念願の初Vを成し遂げた。この優勝で賞金ランクは24位(8/5終了時点)まで浮上。これでSGグランプリ出場が現実味を帯びてきた。目標達成のためにも同じ水面で活躍を誓う。

  • 2025.7.31三国G1
    131133
  • 2025.7.22徳山SG
    413434662
  • 2025.7.10下関一般
    25511114
  • :準優勝戦 :優勝戦