日刊スポーツ創刊75周年記念 第28回ブルースターカップ ニッカン・コム杯
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当地SG覇者の平尾vs地元気合の田中!
 2018年の当地SGグランプリシリーズを制し、同年のGⅠ周年でもV実績を持つ平尾崇典(岡山)が異彩を放つ。2024年前期はまさかのA2級降格となったが、高勝率を残して即A1級復帰と近況リズムもまずまず。あとは昨年10月の江戸川3Days以来となるVを決め、完全復調をアピールするのみ。
 田中和也(大阪)が地元の看板を背負って参戦する。11期連続でA1級キープと安定感があるのはもちろん、新期初戦の5月下関で約1年2カ月ぶりのVを決めて意気も上昇中。今度は約4年ぶりの地元制覇へ。
 そのほか遠征勢で注目すべきは、12期ぶり2度目の7点勝率をマークした河村了(愛知)。今年2Vは出場選手トップタイで、優出数も7回と安定感あふれる走りを披露中だ。同じ愛知勢の野口勝弘(愛知)はA1級初昇格から3期連続キープと着実に地力を底上げしており、吉田凌太朗(愛知)もA1級復帰と好リズムを刻んでいる。パワー勝負で上位争いを外さない市橋卓士(徳島)と的確なコーナー戦で上位着を確保する烏野賢太(徳島)の徳島コンビや、自在なハンドルワークで見せ場を作る小坂尚哉(兵庫)と長岡良也(兵庫)の兵庫コンビ、まくり勝ちの数と比例して調子を上げてきている松下一也(静岡)も注目すべき選手だろう。
7/29(月)初日第12レース「ドリーム戦」出場予定選手
  • 3304
    烏野賢太
    (A1/徳島)
  • 3822
    平尾崇典
    (A1/岡山)
  • 4207
    松下一也
    (A1/静岡)
  • 4308
    河村了
    (A1/愛知)
  • 4356
    長岡良也
    (A1/兵庫)
  • 4357
    田中和也
    (A1/大阪)
5145
島川海輝
(B1/山口)
旋回スピードを磨いて急成長中!

 山口支部に新たなスター候補誕生の予感だ。126期生として2020年5月にデビュー。5期目までの最高勝率は3.07で同期の常住蓮や濱野斗馬、大澤風葵と比べると目立つことはなかったが、これはダッシュ一本を貫いたため。デビューから1年が経過すると枠なりに移行する若手が多い中、島川は3期目まで大外からレースを続け、4、5コースに入ったのも4期目以降から。師匠の末永祐輝も同様に4~6コースから旋回スピードを磨いてきた選手で、これは同グループの白井英治も同じ。レジェンド・今村豊の教えが時代を重ねても受け継がれている。その結果、島川は2023年9月の児島でデビュー初Vを達成し、枠なりに移行して1年目の2024年前期にはA級初昇格を果たした。今年1月の地元下関で2度目のV、5月桐生でもVを飾るなど通算3Vは同期では大澤と並んでトップタイ。
 現在、9期目ということもあって九州、中国地区を走る機会が多く、関東や東海、近畿地区ではまだ無名の存在。現級別もB級で過小評価の可能性があるだけに、配当面でも狙う価値は十分にある。

  • 2024.6.26戸田一般
    2151155632
  • 2024.6.18浜名湖一般
    6621311
  • 2024.6.10徳山一般
    152433135
  • :準優勝戦 :優勝戦