GⅢマスターズリーグ第9戦
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田中と太田の地元同期コンビが
主役を務める!
 百戦錬磨のベテラン勢が全国から集結し、来年4月の桐生PGⅠマスターズチャンピオンへの出場権を懸けた注目シリーズ。優勝争いをリードするのは、大阪支部が誇るレジェンドレーサーで69期コンビの田中信一郎(大阪)と太田和美(大阪)。ともに通算実績や水面実績には説明の必要はなく、近況も各地でレベルの高い走りを披露中だ。
 遠征勢で注目を集めるのは、近況絶好調の出畑孝典(福岡)。新勝率は26期ぶりに7点台を残し、9月唐津では自己最多タイとなる年間4Vに乗せるなど、トップ戦線で活躍していた頃の力強さを取り戻している。西島義則(広島)と辻栄蔵(広島)に、平尾崇典(岡山)を加えた中国勢も快調な走りを見せており、いずれも当地ではSG優勝歴を持つ水面巧者だ。
 前出の田中、太田と同期の三嶌誠司(香川)は、全て地元の丸亀ながら今年3Vマークと調子の良さがうかがえる。自身約2年ぶりの優勝を含めて今年2Vと結果を出している武田光史(福井)と飯島昌弘(埼玉)も上位の一角。山本隆幸(兵庫)は来期A2級降格が決まってしまったが、10月福岡GⅢマスターズリーグでは全3連対Vを挙げてリズムアップ中。一瀬明(東京)と荒井輝年(岡山)も来期はA2級降格だが、こちらは勝率6点割れで巻き返しが必要だ。
 ほかでは、来期A1級復帰を決めて好ムードの仲口博崇(愛知)と牧宏次(東京)に、10月芦屋で5カ月ぶりの実戦ながら準優勝戦で1枠獲りの活躍を見せた一宮稔弘(徳島)も上位争いに食い込んできそう。
12月7日初日第12レース「ドリーム戦」出場予定選手
  • 3541
    三嶌誠司
    (A1/香川)
  • 3556
    田中信一郎
    (A1/大阪)
  • 3557
    太田和美
    (A1/大阪)
  • 3654
    武田光史
    (A1/福井)
  • 3719
    辻栄蔵
    (A1/広島)
  • 3822
    平尾崇典
    (A1/岡山)
3024
西島義則
(A1/広島)
記念すべき水面で通算100Vへ!

 2000年のSG3連続Vを筆頭に、SG通算7勝、GⅠ16勝を誇るレジェンドレーサーが、8月浜名湖で史上5人目となる通算3000勝を達成。さらに10月桐生では自身1年4カ月ぶりの優勝を決め、62歳11カ月でのナイターVは新良一規(引退)が持つ61歳10カ月の最年長記録を更新するなど、業界を盛り上げてきた剛腕は衰え知らずだ。続く10月福岡GⅢマスターズリーグでは5日目に63歳の誕生日を迎え、当日は予選トップ通過で準優勝戦に出場。結果的には2着に敗れ、優勝戦も2着だったが、節間5勝を挙げて歴代1着数は3034本で4位(1位は北原友次の3417勝、2位は加藤峻二の3294勝、3位は倉田栄一の3088勝)に浮上した。
 これからも1着数を積み重ねることはもちろん、直近の目標となるのは王手をかけている通算100回目の優勝。そこで住之江にあっせんが入ったことは大きな意味を持つ。当地は1984年11月にデビュー初優勝を飾った記念すべき水面で、SG初制覇の地でもある。節目の"優勝"を決めてきた水面で、今度は"通算100V"を達成する!

  • 2024.10.26福岡G3
    12112112
  • 2024.10.15桐生一般
    16111112
  • 2024.10.7江戸川一般
    24132
  • :準優勝戦 :優勝戦