上條が里帰り戦3連続Vに
照準を合わせる！

　総勢21名のA1級レーサーが参戦する超豪華シリーズ。王者・松井繁(大阪)、田中信一郎(大阪)、太田和美(大阪)ら時代を彩ってきたレジェンドに加えて、昨年のグランプリ覇者・石野貴之(大阪)、SG優勝実績を持つ湯川浩司(大阪)と丸岡正典(大阪)の85期コンビは、いずれも変わらず安定感あふれる走りを披露しているが、近年は大阪支部内でも世代交代の波が押し寄せている印象。
　その先頭に立っているのが、1月下関で3度目のGⅠVを決めた上條暢嵩(大阪)だ。3月の当地GⅠ周年では前出の丸岡とともに優出。さらに当地の里帰り戦は昨年のお盆戦、そして今年の正月戦で優勝するなど存在感を放っている。
　山崎郡(大阪)は2月尼崎地区選でGⅠ初V。前回当地GⅠ周年では優出こそ逃したが準優1枠獲りを果たすなどレースぶりに自信があふれている。秦英悟(大阪)と小池修平(大阪)は今年既にGⅠ優出2回と好成績を残し、念願の特別戦初Vも期待できる走りを見せている。ほかにも、上田龍星(大阪)と井上忠政(大阪)が近況勝率7点台と好調モードで、井上一輝(大阪)と権藤俊光(大阪)も7点勝率に迫る好調ぶりだ。
　前出のレジェンドたちはもちろん、北村征嗣(大阪)、渡邊雄一郎(大阪)、岡村仁(大阪)、鶴本崇文(大阪)、西村拓也(大阪)、小野達哉(大阪)、木下翔太(大阪)らも実績は豊富で、今シリーズは一瞬たりとも目が離せない。

• 出場予定選手
• 応援メッセージ
• イベント・ファンサービス

里帰り戦初Vでステップアップへ！

　さらなるステップアップのためにも、強豪集結の里帰り戦で結果を重視する。デビュー当時からあふれる才能に注目が集まり、8期目にA1級初昇格を決めてからは9期連続でA1級をキープ。近況も7点勝率を残している上に、キャリアハイの数字も狙える好調ぶり。特に今年に入ってからは上昇気流に乗っており、1月戸田を皮切りに3月宮島GⅡまで6節連続優出をマーク。2月平和島ではオール3連対でVも決めている。近況の勢いなら今年はSGやGⅠといった大舞台での活躍にも大きな期待がかかる。
　当地は3月GⅠ周年を走ったばかり。その時は大きな着を並べる苦しいシリーズとなったが、1月ルーキーシリーズでは主役としての仕事を全うして優出。その前の正月戦は優出こそ逃したが安定した戦いを見せるなど、地元水面での活躍は周知の通り。自身を含めて総勢21名のA1級レーサーが結集する今シリーズは今後を占う意味でも重要な一戦になるはず。5月末の当地GⅠ周年で活躍するためにも、まずは里帰り戦初制覇で勢いを加速させる！