| BTS大和ごせ開設12周年記念 トランスワードトロフィー2026 |






近畿地区選手権以来、約2週間ぶりの開催となるシリーズは、地元A1級レーサーの田中和也(大阪)に大きな期待がかかる。昨年は優勝4回を含めて優出13回と年間を通して活躍し、期が替わった11月以降の勝率も7点台に乗せるなど好リズム。当地では約6年ぶりとなる頂点を目指して鋭い自在戦を放つ。
その田中と同じ97期の柳生泰二(山口)が対抗格。こちらも昨年は優勝5回と決定力の高さを見せつけ、年またぎの下関正月戦で早くも今年初V達成と勢いが止まらない。同期の熾烈な優勝争いは必見だろう。
上平真二(広島)は昨年、3年ぶりとなるSGボートレースダービー出場を果たすと、巧みなハンドルワークで予選突破に成功。年齢を重ねても安定感あふれる走りを披露中。中堅から若手勢では、昨年3Vの近江翔吾(香川)と2年連続で4Vマークの前田篤哉(愛知)に勢いあり。白神優(岡山)も11月江戸川で自身5年ぶりとなる年間複数回Vを決めてリズムアップ中だ。山本修一(岡山)、谷津幸宏(埼玉)、長野壮志郎(福岡)、郷原章平(福岡)、吉村誠(静岡)らも実力は申し分なく、それぞれが自分の個性を発揮して優勝争いへ。
ほかでは、佐藤大佑(東京)のパンチ力に磨きがかかっており、昨年5Vのうち4回がまくり決着。優出すれば枠を問わず狙いたい存在だ。今期好調な水谷理人(香川)や井内将太郎(広島)、渡邉俊介(愛知)にも注目したい。
業界屈指の「アウトレーサー」として一時代を築いてきたレジェンドが、時代の移り変わりとともにスタイルチェンジを決断した。これまで持ちプロペラ制度からオーナープロペラ制度に変わっても、モーターが出力低減型に変わってもレーススタイルを貫いてきたが、昨年から各級別の昇格に必要な出走回数が変更。A1級は90走のままだが、A2級は80走、B1級は65走となり、フライングが今まで以上にリスクが高くなった。これを機に90日のF休みが明けた昨年9月の多摩川から、枠なりが基本の江戸川以外では、ほぼ初めての枠なりに挑戦。最終日には約23年ぶりとなる「逃げ」で白星を挙げたことが話題を呼んだ。
今節はスローからどんなレースを見せてくれるのかに注目が集まるが、それでも「阿波勝哉」と言えば大外からの一撃。コース取りのスタイルは変わっても、外枠ではチルトを跳ねて勝負する本来の走りは健在。9月以降の白星はインで3勝、4、5コースで1勝ずつ、そして6コースでは4勝。やはり阿波には「まくり」が似合う。