| デイリースポーツ旗争奪 第67回ホワイトベア競走 ばんえい十勝賞 |






1月最後のシリーズは、ベテラン、中堅、若手と実力派レーサーが幅広く参戦。その中で注目度No.1は江口晃生(群馬)だ。業界最高峰のインファイターとして現在もトップ戦線で活躍し、級別制度が変わった1995年後期審査期間から62期連続でA1級をキープ。還暦を過ぎても衰えを知らないレジェンドから目が離せない。
選手として脂がのってきた中堅世代では、杉山裕也(愛知)の充実ぶりが際立つ。昨年は3月平和島で自身1年4カ月ぶりの優勝を決めると、その後も8月唐津では自己最多タイの4Vに到達。勢いのまま当地初Vに照準を合わせる。山田哲也(東京)は3月尼崎で自身3年ぶりのGⅠ優出を果たし、7月浜名湖で約1年ぶりの優勝で意気上昇中。同世代の池田雄一(静岡)も自己最高勝率の更新にA1級キープでモチベーションは最高潮だ。
すぐ下の世代では、直近3年間でGⅠ4勝を挙げてトップレーサーの仲間入りを果たした島村隆幸(徳島)に、佐藤博亮(愛知)と高田ひかる(三重)の同期コンビが注目を集める。いずれも攻撃力の高さが持ち味で、勢いづけば手がつけられない。
強力遠征勢に立ち向かうのは、地元の若手レーサー・中村魁生(大阪)。F禍で一時はB級降格を経験したが、キャリアハイの勝率を残して6期ぶりにA1級に復帰。今年は快進撃の予感が漂う。
ほかでは、前期優出2回で優勝も2回と決定的な仕事をした山口裕二(長崎)の勝負強さは覚えておきたい。
デビュー4年目に突入した131期生。男子は石本裕武や石渡翔一郎が早くから注目を集めていたが、昨年は女子の井上遥妃がGⅡレディースオールスターでの優出に、A1級初昇格とブレイクした。ただ、その井上よりも養成所時代の勝率が高かったのは、今節出場予定の大廣咲季だ。勝率5.86は女子トップの成績で、リーグ戦では優出3回に優勝も1回。デビュー後も女子では一番目となる初1着を飾り、このまま同期の女子を引っ張る存在になるはずだった。
しかし、その後は1年以上も白星から遠ざかり、B2級脱出への戦いが続いた。その状況でも努力を怠ることはなく、一歩ずつ着実に前進。4期目の2024年7月福岡で待望の2勝目を挙げると、その期は3勝を挙げてB1級昇格に成功。5期目は4勝、そして6期目は5勝と勝ち方を覚えてきた。
迎えた7期目は12月尼崎で自身初となる節間3勝と3連勝をマークし、続く児島でも2勝。既に前期に並ぶ白星を挙げており、勝率も4点台まで急上昇中。持ち味のスタート力を武器に、初登場の水面でも見せ場を作る。