SG第38回グランプリ |
2023年の総決算・SGグランプリが2年ぶりに住之江に戻ってきた。注目はもちろん、賞金ランクトップでトライアル2ndの1号艇を手にした峰竜太(佐賀)だ。およそ2年間、SG戦線から遠ざかっていたが、復帰戦の蒲郡ボートレースダービーを制して全24場制覇と通算100Vも同時に達成。歴代トップタイとなる大会3度目の優勝へ、「スーパースター」が見せる!
馬場貴也(滋賀)は2年連続でトライアル2ndの1枠を確保。2月当地GⅠ地区選手権では優勝しており、水面へのイメージも良い。5回目の挑戦で悲願達成へ。今年SG優出5回とハイレベルな走りを見せてきた茅原悠紀(岡山)、ボートレースオールスター覇者の石野貴之(大阪)、SG初Vを飾った磯部誠(愛知)、SG優出4回と安定感ある池田浩二(愛知)の4名も、トライアル2nd発進のアドバンテージを生かして黄金のヘルメット戴冠を狙う。
トライアル1st組では、1枠を手にした桐生順平(埼玉)と濱野谷憲吾(東京)がスタートダッシュを決めて勢いに乗るか。羽野直也(福岡)、片岡雅裕(香川)、山口剛(広島)、土屋智則(群馬)、毒島誠(群馬)、深谷知博(静岡)、平本真之(愛知)、中島孝平(福井)、今垣光太郎(福井)、菊地孝平(静岡)らもトライアル2nd進出へ気合を入れて臨む。
シリーズ組は、惜しくもグランプリ出場を逃した吉田拡郎(岡山)が悔しさをぶつける。SG初Vが多いシリーズの傾向を見ると、島村隆幸(徳島)や前田将太(福岡)、山田康二(佐賀)、新開航(福岡)に期待したい。
岡山支部のエースが3年ぶりに大舞台に帰ってくる。茅原を語る上で真っ先に思い浮かぶのは、2014年の平和島SGグランプリだろう。その年の福岡ボートレースオールスターで2度目のSG優出を果たすと、常滑ボートレースダービー、下関チャレンジカップでも立て続けに優出。賞金ランク12位でグランプリ初出場を決めた。そのグランプリは初戦に3コースまくり差しで白星を奪うと、その後も持ち味の豪快ターンを見せつけてファイナル入り。そして迎えた優勝戦。大外からブイ際を鋭い差しハンドルで突き抜けて、グランプリ初出場で初Vの偉業を達成。一気にスターレーサーへの階段を駆け上がった。
その後もGⅠ優勝8回とトップ戦線で活躍しているが、SGの優勝からは遠ざかっている状況。それでも今年はSG開幕戦の平和島ボートレースクラシックで優出すると、徳山グランドチャンピオン、児島オーシャンカップ、蒲郡ボートレースダービー、三国チャレンジカップでもベスト6入りするなど、近況リズムの良さはグランプリ出場組の中でもトップクラスとあって、9年ぶり2度目のSG制覇が今大会でも不思議はない。まずは2号艇で登場するトライアル2ndの初戦に注目だ!