2023ラピートカップ |
全国でもトップクラスの層の厚さを誇る大阪支部の里帰り戦とあって、SG覇者5名を含めて19名のA1級レーサーが住之江水面に集結する。3月の平和島SGボートレースクラシックで優出した石野貴之(大阪)は、2月の当地GⅠ近畿地区選手権でも優出と存在感を示す。また、2021年のゴールデンウィーク戦、2022年は正月戦とお盆戦で優勝するなど近年の里帰り戦でも無類の強さを誇る。
松井繁(大阪)は1月のびわこBBCトーナメントで自身約4年ぶりのGⅠ制覇を果たし、田中信一郎(大阪)も2023年3月の平和島ボートレースクラシックでは4年ぶりのSG出場ながら準優3着と好走するなど、ともに底力健在をアピール中だ。昨秋の当地GⅠを優勝戦6枠で準優勝と活躍した丸岡正典(大阪)、当地2連続優出中で3月のびわこGⅡでも優出した湯川浩司(大阪)の85期コンビも、もちろん優勝の有力候補だ。
SG優出3回と実績十分の秦英悟(大阪)と木下翔太(大阪)に、GⅠ優勝歴を持つ岡村仁(大阪)と上條暢嵩(大阪)、ほかにも鶴本崇文(大阪)、西村拓也(大阪)、上條嘉嗣(大阪)、小野達哉(大阪)、山崎郡(大阪)、権藤俊光(大阪)、小池修平(大阪)、上田龍星(大阪)、井上忠政(大阪)、中村魁生(大阪)ら中堅から若手勢が世代交代を狙って上位陣に挑む。
また、3月に養成所を卒業して今節デビューする132期の佃來紀(大阪)と秋末秦悟(大阪)にも温かい声援を。
強豪ぞろいの里帰り戦で再び大金星を目指す。当地での初優出となった2019年8月の大阪ダービーは、優勝戦6コースからブイ際を鋭く差し込んで地元初Vを達成。1号艇に湯川浩司、3号艇に石野貴之、4号艇には太田和美らSG覇者を撃破と大きなインパクトを残した。過去10年をさかのぼってもA2級レーサーが住之江の里帰り戦を制したのは井上だけだ。その後も2021年11月戦で当地2度目の優勝を決め、今年の正月戦では予選敗退ながら節間4勝マーク、3月戦では準優1枠を手にするなど好走が続いている。
さらに近況はリズムも良好。現在はA2級の格付けだが、今期勝率は7点台に迫る勢いがあり、自己最高勝率の更新とA1級復帰は間違いない。また、大阪支部で記念戦線に定着するには高勝率を残すことが最低条件だが、里帰り戦で活躍することも近道となる。そのためにも、トップ戦線で活躍している先輩レーサーを倒して自信を深めたいところ。将来の大阪支部を担う逸材が、まずは里帰り戦を足掛かりにしてスター街道を歩みだす!