トライアル出場権を得られるのは11月のSGチャレンジカップ終了時点の獲得賞金上位18人。昨年の2nd当確ラインは池田浩二の約1億200万円、1st当確ラインは上條暢嵩の約7400万円だった。
　今年の戸田・SGグランドチャンピオン終了時点の上位３名は、3月若松・SGクラシックでSG初優勝、続く5月丸亀・SGオールスターも制した佐藤隆太郎(東京)、6月戸田・SGグランドチャンピオン覇者の池田浩二(愛知)と、SG1優出、GⅠ4優出１Vとコンスタントに稼いでいる茅原悠紀(岡山)も7600万円超で、出場はほぼ当確と言っていい。
　注目は昨年の賞金王・毒島誠(群馬)だ。6月平和島で今期2本目のFを切り、来期B2級が決定的になった。6月末時点では5372万円で7位につけているが、徳山・SGオーシャンカップの後にF休みで、若松・SGメモリアルと津・SGダービーには出場できない。馬場貴也（滋賀）も若松・SGクラシック優出後は記念戦線で予選敗退が続いており、一般戦でも優勝できておらず、まさに不振を極めている。7月以降の巻き返しに期待したい。