総展望

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SG第32回グランプリ&シリーズ

12月19日(火)20日(水)21日(木)22日(金)23日(土)24日(日)

賞金王に最も近い男は、石野貴之か!

<グランプリ>
オールスター、グランドチャンピオンとSG連覇した石野貴之。賞金ランク1位は不動と思われたが、好不調の波が大きく、特に地元住之江はオール大阪戦でも悪戦苦闘。ただ、ここにきて不調の波を断ち切る11月蒲郡G1V。この節の走りは住之江攻略に通じるはず。今年は石野貴之の年。初のGP制覇を応援したい。
石野と賞金トップを競っていた峰竜太はチャレンジカップで賞金ランク1位に立った。オーシャンカップで念願のSG制覇を果たし、注目度No.1の選手と言ってもいい。九州人独特の熱い走りでGPを盛り上げる。
桐生順平は今やGPの常連。過去の住之江は独特の硬い水面を攻略できず、納得のいかない表情だったが、その経験が花開きそうな予感もある。
強力タッグは白井英治、寺田祥の山口勢だ。白井はどこを走っても優勝候補の一角に名を連ねる真の実力者。寺田は眠り龍が覚醒したような走りで一気に台頭してきた。長州のつわ者がボートレース界の維新の夜明けを演出するシーンに注目したい。

<グランプリシリーズ>
昨年のGP覇者・瓜生正義が25位と低迷、F多発でリズムが狂ったようだが、あの過酷な状況でこの位置にいるのはさすがと言える。現状を素直に受け入れるタイプなので切り替えは早い。「GPシリーズもVコレクションには必要」と、優勝戦線に照準を合わせてくる。
2年前のGP覇者・山崎智也は28位。9月高松宮記念の時に感じたのは深刻なスランプ。エンジンは仕上がっていたと思うが、レース勘がまったくダメで、途中帰郷したほどだ。その後のレースも切れ味が悪い。V2と好相性のシリーズ戦で「神のターン」が出るかどうか、注目したい。

初日・第11レース「トライアル1st」出場予定選手

  • 3415A1

    松井繁
    (大阪)

  • 4418A1

    茅原悠紀
    (岡山)

  • 3623A1

    深川真二
    (佐賀)

  • 3556A1

    田中信一郎
    (大阪)

  • 4030A1

    森高一真
    (香川)

  • 4477A1

    篠崎仁志
    (福岡)

グランプリは目標だが、色々なSGを取りたい

4320A1

峰竜太(佐賀)

今やレースの安定感、怪腕ハンドルはナンバーワン評価の峰竜太。「競り合いになっても負けないという気持ちはあります」と本人も自信満々の表情。それなら今年こそがグランプリ制覇のチャンスでは…と話を向けると、「いや、特に意識はしていないです。もちろん優勝できたらうれしいでしょうが、それよりもダービーとか他のSGをたくさん取りたい。グランプリを勝って当然の実績を作りたいです」と言う。これはいかにも峰らしい謙虚なコメントだと思うが、考えてみると、これほど贅沢で自信にあふれたコメントもない。裏を返せば「いつでも取れる!」という気持ちの表れで、確かに峰はそれを言えるレベルの中にいる。 2012年に高松宮記念で優勝した時に、「住之江は完全にアウェーと思っていて、厳しい声が飛んでくるものだと思っていた」と言うが、実際は峰の優勝を称賛するものばかりだった。それで思わず涙が出たという。住之江アクアライブステーションのステージにゲスト出演した時も、その気持ちは半信半疑で、ヤジ、罵声も覚悟していたらしいが、「大勢のお客さんが来てくれて、拍手喝采でした。ああ、これがメッカと言われる所以なんだと思いました」と語り、その後もたびたびゲスト出演している。「僕を応援してくれる住之江のファンに恩返しをしたい」と、いつも言っているが、グランプリ優勝が最大のギフトである。

全国過去3節
データは前検日に更新いたします

:優勝戦

初日・第12レース「トライアル1st」出場予定選手

  • 4238A1

    毒島誠
    (群馬)

  • 3960A1

    菊地孝平
    (静岡)

  • 3780A1

    魚谷智之
    (兵庫)

  • 3779A1

    原田幸哉
    (長崎)

  • 4547A1

    中田竜太
    (埼玉)

  • 3573A1

    前本泰和
    (広島)

試練を乗り越えて、真のプロレーサーに

4190A1

長嶋万記(静岡)

選考順位44位でシリーズ登場。女子の中では小野生奈、遠藤エミに次いで3番目の賞金ランクだが、一番活躍したようなイメージがある。何といってもV8がさん然と輝いている。その原動力は、皮肉にもG1戦線での惨敗ではないか? 女子リーグの中で着々と勢力図を塗り替え、勝率も7点台をマークできる実力者になった。その時に周年記念の配分が回ってきた。「楽しみです。ハイレベルのレースを満喫したい」と言った時にはG1戦線に対する憧れと、あふれる自信が混在していた。 心の中では、「やれる」という思いが強かったに違いない。しかし、どの世界でも、「プロ」というレベルになると、簡単に真っすぐには進めない。必ず紆余(うよ)曲折があり、そのハードルを跳び越した者が真のプロになれる。この関門で長嶋は打ちのめされた。散々なレース内容、勝率は大きく落ち、能力以上の結果を求めた故のF多発…。しかし、彼女は素直な人間だった。「私が甘かった。この世界は奥が深い…」と。 それから1年は苦悶の時代だった。必死で長嶋万記を立て直した。その結果が今年の大活躍である。もう「楽しむ」ことはない。「GPシリーズVを狙うハンターとして、一走、一走存在感をアピールする」長嶋は今、そんなレベルの中にいる。 彼女が立ち上げている「マキプロジェクト」は、様々な社会貢献活動や震災復興支援活動に寄付している。一勝するたびに一万円を積み上げているらしいが、どんどん勝ってプロジェクトを盛り上げてもらいたい。

全国過去3節
データは前検日に更新いたします

:優勝戦